R-Air Coolingは販売終了致しました |
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本製品はカーエアコン用冷媒として新しく開発された商品です。フロン系のガス(R-12 R-22 R134a)は一切含まれていませんので、オゾン層も破壊することもありません。成分はHC(ハイドロカーボン)100%です。R-Air Coolingは軽比重ガス成分の為、1缶の充填量は100gですが、従来のR-12等の充填量250gと同等量のガス量です。現在R-12を使用している車両には、そのまま充填しても差し支えありませんがR-Air Coolingのみの使用は更に効果的です。 | |||||
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■R-Air Cooling 充填注意事項 | ||||||||||||||||
充填前の 確認 |
作業前にはリークチェックをしてくださいリークチェックには圧縮空気やトーチ式の検知機は使用しないでください(火災の可能性があります) | |||||||||||||||
フロン回収について | R-12や代替フロン(R-134a)と一緒に回収はしないようにして下さい。 ※ R-12、R-134aの大気開放は禁止されています |
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真空引き | 確実に20分以上は行ってください。 | |||||||||||||||
充填作業 | 缶はよく振って1本目は逆さまにして高圧から充填、2本目以降は逆さまにせず低圧より充填してください。充填の目安としてR-12の規定量に対して ×0.3となります。オイルが足りない場合は追加してください(コンプレッサー指定の物で結構です) | |||||||||||||||
確認作業 | リークチェックを忘れずに行ってください。外気温と噴出し口の温度差が15〜20℃あるか確認してください。コンプレッサーの異音がしないか確認してください。 ※サイトグラスからは泡が見える状態です。R-12やR-134aのように「泡が消えるまで」充填されると過充填となり冷えません。 |
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■注意点 | |
火気厳禁 | R-Air Coolingは可燃性商品です。引火点550℃と安全性は確保してありますがくれぐれも火気には注意してください。 |
過充填の禁止 | 入れすぎると冷却能力が急激に落ちます。サイトグラスで泡が消えているようであれば過充填となります。 |
内部可変容量式への 充填禁止 |
内部可変容量式コンプレッサーはR-12のガス以外対応しませんのでエアークーリングの充填は避けてください。内部可変容量式にエアークーリングを充填しコンプレッサーが破損した場合の保障は致しかねます。 |
充填量の目安 | 使用量 |
R-12に対して0.3をかけた数値が充填量のめやすとなります。例 R-12を800g使用するコンプレッサーであれば
800×0.3=240g(約2本半)となります。 本数の計算となりますと仮にR-12が4本必要な場合はR-Air Coolingですと2.8本になります(1000÷2.5×0.7=280g) 必ず少なめの量から作業していってください。 |
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圧力 | |
外気温度の30〜40%がめやすになります。 例 外気30℃ですと10kg/cm2〜12kg/cm2となります。 | |
サイトグラス | |
泡が消えてしまったら過充填です。泡の途切れが無くなり流れが確認できる所がめやすとなりますがR-12と比べて判別しにくいのでサイトグラスのみでの確認は避けてください。 | |
コンプレッサーオイル | 特別なオイルは必要無く現在使用してるオイルでOKです。真空引きをされた後には約30ccのオイルが一緒に抜けますので適正量でなければオイルの補充をしてください。オイルが少ないとコンプレッサーの焼き付きや冷え不良の原因となります。 |
ガス漏れについて | 分子サイズがR-12と比べて大きいため漏れにくい性質があります。またアルコール分を含んでいませんのでOリングなどのシール材を痛めることもありません。もちろん交換も不要です。 ※ 漏れ防止の蛍光材の使用は可能です |
ガス漏れ検知器 | 塩素を含まないのでR-12専用のフロン検知器では検知出来ません。R-134a用やプロパン検知器をご使用ください。 |
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主な冷媒の種類と地球環境への影響度 |
分類 | 冷媒名称 | 大気中の推定寿命 (年) |
オゾン層破壊 係数(ODP) |
地球温暖化係数 (GWP100年) |
備考 |
自然冷媒 | HC | 極めて短い | 0 | 3 | R- Air Cooling |
R-290 | 短い | 0 | 0 | ||
R-600a | |||||
NH | 14 | 0 | <1 | ||
科学冷媒 | R-11 | 50 | 1.0 | 4,000 | 特定フロン 1995年全廃 |
R-12 | 102 | 0.9 | 8,500 | ||
R-123 | 1.4 | 0.020 | 93 | 指定フロン 2002年全廃 |
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R-22 | 13.3 | 0.055 | 1,700 | ||
R-134a | 14 | 0 | 1,300 | 代替フロン (ノンフロン) |
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R-407C | - | 0 | 1,610 | ||
R-410A | - | 0 | 1,890 | ||
実際の充填例 | ガス入れ作業習得者専用 |
タンクを空にした状態で以前のR-12を4本充填で満タンになった車両は、R-Air Coolingは約3本弱で満タンになります。過充填された場合は冷え率が極度に落ちますのですみやかに抜くようにしてください。もちろん天然冷媒の為大気開放して頂いて構いません。 | 取り扱い注意事項を確認して作業習得者が正しく取り扱ってください。 |
エアークーリング物質性質 |
主成分 プロパン ブタン イソブタン etc | |
分子量 | 52.08 |
沸点 ℃ | -30.68 |
密度(25℃) 液体 kg/ | 597.13 |
蒸気圧(25℃) MPa | 0.5073 |
蒸気圧(35℃) MPa | 0.7863 |
オゾン層破壊係数 | 0 |
地球温暖化係数(GWP100年) | 0 |